【セールコラム】「アスペル・カノジョ」Kindle版1,2巻が無料! 内容を紹介

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はじめに

今回は萩本創八原作、森田蓮次作画のマンガ「アスペル・カノジョ」をご紹介します。

2020年7月14日現在、Amazonにてkindle版1,2巻がなんと無料で公開されています。

無料期間は他のサイトでは7/20と書いてありましたが、Amazonでの無料期間は不明なため、とりあえず購入しておいて、時間のある時に読むと良むことをオススメします。

この本を読んでほしい人

  • なんとなく、周囲と馴染めない
  • 人の話していることの意味が分からないことがある
  • そう思っていなくても相手を酷く傷つけてしまうことがある
  • 突然パニックになって頭の中が真っ白になってしまう

上記が当てはまった方はぜひこの本を読んでほしいです。また、家族や恋人、親しい友人が似た症状を持っていた場合も読むことをおすすめします。

発達障害の少女がギリギリの日常を送る漫画「アスペル・カノジョ」

突然ですが、アスペルガー症候群という言葉をご存知でしょうか?

脳機能の偏りが原因と言われるこの障害は、基本的に言葉の発達に問題は無いにも関わらず、コミュニケーション能力や対人関係・社会性に障害がある人に診断されます。

アスペルガー症候群は、 注意欠如・多動症(ADHD) や言葉の発達自体に問題がある自閉症と並んだ障害で、ひとまとめに「発達障害」と呼ばれることもあります。発達障害は名前とは裏腹に、成長途中の子どもだけではなく、学生時代に問題が起きなかった大人にも診断されることがあります。

少し難しい話をしましたが、この本ではそんなアスペルガー症候群を患っていると思われる斉藤恵(さいとうめぐみ)という18歳のヒロインが障害と向き合う作品です。

「アスペル・カノジョ」あらすじ紹介

アスペル・カノジョ(1) (コミックDAYSコミックス) (Kindle版)

人付き合いが苦手で、孤独にバイトと漫画を描く生活を送っていた主人公横井拓(よこいたく)は、突然鳥取から来たという少女の斉藤と出会います。

奇妙な態度の斉藤は遠慮もなしに横井の家に泊まると言い、2人は共同生活を送ることに。2人の生活が進むにつれて、斉藤が抱える奇妙さは発達障害という障害を抱えていることが原因だと判明します。精神安定剤を常飲しながら自殺願望やパニック障害と常に戦う斉藤に対し、横井は手助けしようと行動します。

物語が進むと、横井が描いていた漫画の内容や横井自身の抱える問題、社会と馴染めなかった斉藤の過去など衝撃的な内容が次々と明らかになります。

毎日のように障害が原因で起きたトラブルと戦っている2人のリアルな様子を描いたこのマンガは、現実世界で発達障害と向き合うための作品と言っても過言ではないでしょう。

「普通の人に生まれたかった」 障害を持った人間の心の叫び

アスペル・カノジョ(2) (コミックDAYSコミックス) (Kindle版)

私が個人的に取り上げたいシーンは、斉藤が「普通の人に生まれたかった」と涙ながらに横井に訴えかけるシーンです。自身の障害のせいで高校生活では問題ばかり起こしてしまっていた斉藤は、社会や周囲の人間関係から取り残されてしまっています。

そんな悲しみが込められた言葉に対して、横井は「痛みを鋭敏に感じられるのは才能だよ。だから俺たちは天才なんだよ」と返し、励まします。

「普通の人に生まれたかった」

発達障害などが原因で、周囲との人間関係に問題を抱えたことのある人は、誰しも一度は抱いた思いではないでしょうか。

このシーンは発達障害を抱える人間にとって「普通でないことを受け入れる」という現実を突きつけるシーンでもあるように感じます。しかし、それを超えて「俺たちは天才なんだよ」と言い切る横井の姿はまさしく主人公そのもので、その言葉は全ての発達障害を抱える人に対して希望を持った声になるように感じます。

本当にあってもおかしくない、「アスペル・カノジョ」のリアリティ

日本人の15人に1人が生涯に1度うつ病を患い、また10人に1人がADHDと診断される現代。

日頃の「生きづらさ」を感じている人の声が多くなり、発達障害や精神障害に対する認知も高まってきています。そんな中、『アスペル・カノジョ』では本当にあってもおかしくないほどのリアリティを備えて、発達障害を抱えた人間というものが描かれています。

実を言うと私自身、うつ病を2回患っており、ネット診断でADHDの傾向が出たことがあります。いわゆる「普通の人間ではない」性質を持っていると実感したことは多くあるのです。他人が話す言葉の裏面を捉えられず相手に誤解を与えたり、相手を傷つけてしまったりといった経験も何度も繰り返してしまっています。

斉藤が1巻でつぶやいたセリフ「これは、私だ!」とあるように、私も『アスペル・カノジョ』を読んで「ここにいるキャラクターたちは、実在してもおかしくない人間たちだ」とリアリティを感じました。そしてその上で、主人公と共に解決策を考えたり、苦悩を分かち合ったりすることができます。

最近になってうつ病やADHD、自閉症などの目に見えない病気や障害はより認知され、大きく取り上げられるようになってきました。しかし、まだにその本質や実際の厳しさを理解している人間は少なく、彼らの気持ちを理解することは難しいです。

この本を読んだ方が少しでもそうした障害や病気を抱える人について知るきっかけになればと思います。

おわりに

今回はマンガ『アスペル・カノジョ』についてご紹介しました。無料での公開は期間限定ですので、興味が湧いた方はぜひぜひ購入して読んでみて下さいね。

 

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