今「プロゲーマー」という文化が日本にも根付こうとしている

作品解説・考察

はじめましての方ははじめまして。Webライターの空野カケルと申します。

普段はアニメ・ラノベの考察を主に記事を書いているのですが、今回はプロゲーマーに関して思うところがあったため、記事にしてみました。

勢いで書いた駄文ですが、読んで頂けると幸いです。

「プロゲーマー」の予感~確信に至った経緯

最近、私は「Apex Legends」というゲームにハマっています。ゲームが好きな方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

ApexLegendsは2019年にサービスを開始したFPSのゲームです。

PUBGや荒野行動、Fortniteなどと同様のバトルロイヤル形式(50人以上のプレイヤーで戦い合い、最後に生き残ったプレイヤーが勝利というゲームシステム)のゲームで、世界中のプレイヤーとも戦うことができます。

3人でチームを組んでのゲーム参加が前提という特徴のほか、初心者にも上級者にも比較的優しいマッチングシステム 武器やレジェンド(キャラクター)を選んで戦える自由度といった面が人気で、数多くのファンを生み出しました。

出典元:IGNjapan

2019年9月の時点で6700万人ものプレイヤーがApexLegendsをダウンロードして、そのうち150万人が日本人ユーザーという報告があり、また2020年9月には日本市場の規模が全世界で2位という報告もあります。

出典元:GameSpark

海外だけでなく国内でも大きく人気を伸ばしているApexLegendsですが、それだけでなく、私はApexLegendsというゲームが「プロゲーマー」という仕事をより盛り上げていくという確信に至りました。

ここからは確信に至った経緯を記しています。

所々に補足として、参考にした記事やYoutube動画を載せています。理解できない方・興味の有る方は合わせてご覧ください。

CoDやBFなどのFPS、RTSのLoLでは崩せなかった「プロゲーマー」の壁

プロゲーマーって食ってける?元プロゲーマーが語る【esports】

出典元:プロゲーマーって食ってける?元プロゲーマーが語る【esports】

日本で「ゲーマー」と聞くと、あまり良いイメージを持たない方が多いのではないでしょうか。

それどころか、近年では「ゲーム依存症」「ゲーム中毒」といった否定的な言葉ばかりがテレビや新聞で大きく取り上げられ「ゲームは悪いもの」という考えを持つのが世論とされているようにも感じます。

数多くの反発や意見の自作自演で話題となった「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」といった問題もそれを後押ししている印象です。

(香川県ネット・ゲーム依存症対策条例に関してはこちら

そんな世論で占められている日本ですので「プロゲーマー」という仕事に関しては当然否定的な大人が多いかと思います。

(ここではプロゲーマーを、ゲームの大会で出る賞金やスポンサーからの支援によって生活する職業とひとまず定義しています)

そもそも海外に比べて、日本ではプロゲーマーとしての仕事をしている人間はほぼ皆無といってよく、ゲームを使って生活している人間もYoutubeでの実況やtwitchを使ったストリーマーがほとんどです。

プロゲーマーに対する認知は、お隣の国韓国と比べても、かなり遅れてしまっているのが現状です。

(韓国と日本のゲーム土壌の違いは、以下の記事が丁寧に説明してくれています)
韓国はなぜe-sportsが強いのか?日本にはない3つの強み(クリックでリンク先へ)

元プロゲーマーとして世界大会などに出場していた過去を持ち、現在はゲーム実況の配信・動画投稿を中心として生活しているYoutuber「KUN(くん)」も、2015年にはプロゲーマーという職業が持ち上げられるのに否定的でした。

プロゲーマー専門学校に入りたい全ての人へ 元プロゲーマーより

出典元:YouTube(プロゲーマー専門学校に入りたい全ての人へ 元プロゲーマーより  7:41よりプロゲーマーの定義)
(8:44より日本のプロゲーマーについて言及)

動画でKUNは、LoL(League of Legends リーグ・オブ・レジェンド 世界的に人気があり、大会が頻繁に行われているシミュレーションゲーム)などの賞金が出る大規模な大会があっても、日本でプロゲーマーが生まれることが厳しい理由を述べてくれています。

その一番の要因は、先に述べた「ゲーマー」の地位が非常に低いこと、そしてそれによりお金を出資して、ゲーム大会の開催やプロゲーマーを雇用する「スポンサーの圧倒的不足」です。

VTuberというアイドル、ApexLegendsという捕食者が「プロゲーマー」の概念を変えようとしている

【StylishNoob】VTuberの影響力について言及するスタヌ【2020/10/01】

出典元:【StylishNoob】VTuberの影響力について言及するスタヌ【2020/10/01】(他者の切り抜き動画で失礼)

プロゲーマーが職業として食べていくことが苦しい中、突如現れたのがVTuber(ヴァーチャル・ユーチューバー)という存在です。

主にゲーム実況の配信や動画の投稿を行い、投げ銭や月額制のメンバーシップ機能で収入を得るVTuberという存在。

VTuberはここ数年で瞬く間に勢力を拡大し、2020年11月には個人・事務所所属含めて1万3000人ものライバーが出現しています。

(出典元:バーチャルYouTuberの人数が1万3000人突破、人気1位はファン数286万人のキズナアイ)

【#VTuber最協決定戦】我らハッピーセット!本番【ロボ子さん/百鬼あやめ/夏色まつり】

出典元:YouTube(【#VTuber最協決定戦】我らハッピーセット!本番【ロボ子さん/百鬼あやめ/夏色まつり】)

かなちーくず結成からチャンピオンまで【Apex Legends/勇気ちひろ】

出典元:YouTube(かなちーくず結成からチャンピオンまで【Apex Legends/勇気ちひろ】)

(VTuberに関する詳細はこちら

同じVTuber同士で大型コラボの配信や、プロゲーマーや配信者とも積極的に関わりを持って活動する彼ら(彼女ら)は、ゲーム実況という動画・配信ジャンルをメジャーにしただけでなく、プレイしているゲームでさえ有名にしています。

(この部分の明確なソースはありませんが、VTuberの配信で紹介されたサイトのサーバーが落ちたり、商品が売り切れになったりといった事象は既に周知のものとなっています)

上記で紹介したプロのストリーマー(配信をすることで企業などから報酬を得て生活している職業)の「スタヌ(stylishnoob)」が語っている通り、プロゲーマーとして苦しみながらも生計を立てているゲーマーが、VTuberを推す理由はこういった部分が大きな理由です。

プレイ人口が増えてゲーム界隈が盛り上がり、賞金の出る大会が増えればそれだけプロゲーマーとして食っていける確率が上がる。

そのため、ストリーマーやプロゲーマーはVTuberに好意的な印象を持っていることが多いのです。

その中でも、今年国内で大人気となったApex Legendsはまさしく広義の意味での「プロゲーマー」という概念をメジャーにしたのでは無いでしょうか。

芸人や芸能人も多く参入した2020年の大会 RAGE×Legion Doujou Cup

【RAGE ASIA 2020】Apex Legends

出典元:YouTube 【RAGE ASIA 2020】Apex Legends

そして2020年夏には、ApexLegendsを始めとしたゲーム大会が一般からの注目を浴びたと言える、象徴的な大会が開かれました。

それが「RAGE x Legion Doujou Cup」です。

本大会はYouTubeによって練習配信から大会の実況まで、いくつかのスポンサーによって企画・実行されました。

その参加者の中には、お笑い芸人や芸能人といった、普段はテレビに出ているような方々も多数参加していました。

APEXの大会、本気で勝ちに行きました【よしもとゲーミング視点】

出典元:YouTube APEXの大会、本気で勝ちに行きました【よしもとゲーミング視点】

2018年、吉本興業株式会社が設立したプロゲーマー支援組織「よしもとゲーミング」もその出場チームの一つです。

【RAGE x Legion Doujou Cup 練習配信】AKB48チーム8メンバーが「Apex Legends」ガチ修行!(前編)

出典元:YouTube 【RAGE x Legion Doujou Cup 練習配信】AKB48チーム8メンバーが「Apex Legends」ガチ修行!(前編)

また、紅白歌合戦にも出場した人気女性アイドルグループ「AKB48」も参加しています。

こういった参加チームの様子からも、これまでテレビやラジオを活動の中心としてきた芸能界も、動画や配信に注目し始めていることが分かります。

余談ですが、女子プロテニス選手の大坂なおみも「次はプロゲーマーね」と、ゲームに注目している様子がニュースで公開されています。

出典元:THE TENNIS DAILY

(注:今回では触れていませんが、プロゲーマーが認知されるきっかけの一つに、YouTubeでの配信・動画投稿が一般に認知されるようになったという背景もあります。それに関しては、メディア論やインターネット文化を専門とした多くの方々が解説していますので、ぜひ調べてみてください

終わりに

かなちーくず結成からチャンピオンまで【Apex Legends/勇気ちひろ】

↑個人的にオススメのVTuberのFPS動画 Apexのチーム結成から大会までがダイジェストになってます。

今回はApexLegendsというゲームを挙げて「プロゲーマー」という文化が日本にも降りてきたのではないかという論を展開しました。

2020年11月現在、ApexLegendsは今年最大と言われるシーズン7のアップデートを終え、2021年にはSwitchでのサービス開始を予定しており、さらなる人気の拡大が期待されています

なんと基本プレイ無料のゲームなので、興味の湧いた方はぜひプレイしてみたり、実況動画を見てみたりしてみましょう!

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